アメリカ・ウィスコンシン州の大学生が心温まる開発をしてくれた。
脚と肉球を失ってしまった軍曹スタビー・ネコ
キジ猫の ”軍曹スタビー” はお外で生活していた元・野良ネコ。”軍曹スタビー” の名前の由来は、傷を負いながらもアメリカで国のために戦い続けた英雄ワンコ。
ネコのスタビーは、野良生活をしていた時の怪我が感染し、後脚の切断を余儀なくされた。

長さが不釣り合いとなった脚で、スタビーはなんとか動こうと後脚を動かしていた。しかし、まるでスケートボードを漕いでいるかのようで、うまく走ることはできない。

大学生エンジニアが作ったネコのための義足
スタビーを保護したシェルターが助けを求めたのは、地元大学のエンジニアリングの一年生クラス。
大学生エンジニアたちは、スタビーのために何ができるかを熱心に話し合い、考えた。
これは単なる大学の宿題ではない。本物のクライアント(ネコ)がいるプロジェクトだ。大学生も「製品が実際に使用されるので、いつもよりも一層熱が入った。」と言う。

学期を通して、スタビーの体型の研究と試作を繰り返した。そして大学生エンジニアたちは、3Dプリンターを使ってスタビーのために義足を完成させた。

元気に走り回れるその日まで
義足を受け取ったネコのスタビー。さっそく装着して練習を開始した。

まだ義足には慣れていないスタビー。スタビーの家族のアダムさんは「まだうまくは使いこなせてないけど、ネコだからね、すぐにバランス感覚を取り戻すよ。気に入ってくれるといいな。」と話した。
ネコが保護された地元の大学で行われた素敵な試み。
スタビーがまた走り回ることができるようになったら、大学に遊びに行きたいね!
