冷えきった関係の両者。ボリス首相は早めに和解に向けて動いたほうが良さそうだ。
英首相交代で注目を浴びる猫のラリー
今月24日、保守党党首選に勝利したボリス・ジョンソン氏が正式にイギリス首相に就任した。
イギリス首相といえば、そう、政府公式のネズミ捕獲長の猫のラリーが官邸にお住まいだ。

キャメロン前々首相時代からずっと、ネズミという世界的脅威から官邸を守り続けてきた。(でも実はネズミ捕獲はあんまり得意じゃないという噂もある)
そのうえ、ネズミ捕獲という公式職務の枠を大きく超えて、報道陣の対応をしたり、米トランプ大統領への講義を送るなど、その熱心なお仕事ぶりにはイギリス国民のみならず世界中の人々が感心していた。

イギリス国民からの支持率も、歴代首相よりもだいぶ高いにちがいなかった。だからこそ、ボリス英首相と猫のラリーはうまくやっていけるのか、注目されていた。
イギリス新首相「官邸に犬を」
しかし、ボリス英首相が26日、官邸スタッフに「官邸に犬が欲しい」と話したということが明らかになった。
しかも、そのスタッフは真面目に「わかりました」と答えた。
まだ正式に決まったわけではなく、あくまで「中長期的に計画していく」とは言うものの、官邸には猫のラリーが住んでいる。まずはラリーの承認を得るのが先では無いのか。
これに対し、ラリーは自身の非公式Twitterで「ふんっ。ごめんだね」と一蹴。犬と仲良くする気はなさそうだ。

実際、猫のラリーはボリス氏の首相就任をあまり良く思っていないらしく、まるで一緒の空間にいることを避けるかのように、官邸の玄関で入れ違いになる場面が度々目撃されている。

ボリス首相は今後の支持率のためにも、猫のラリーを怒らせないでおいたほうが良いだろう。
その後どうニャったの?:
英ジョンソン首相、犬を首相官邸に迎える。ネズミ捕獲長の猫ラリーとの対立に懸念広がる。
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ もうラリーが猫首相になればいいのに。
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