マンション暮らしの猫に朗報。
マンション暮らしの猫はどうやってお外にいくの問題
スイスには猫が多い。実に約30%のお家が猫と一緒に暮らしていて、その数は犬より多いとか。スイスではほとんどの猫はお外とお家の中を自由に行き来するライフスタイル。
しかしスイスの首都・ベルンでは、郊外と違って、多くのお家がマンションやアパート。そうすると、どうやってお外に出ているだろうか?
もちろん、ベランダから飛んでしまうのは危なすぎるのでオススメしない。
だからといって、一戸建てのお家に住む猫が自由にお外に行くのを、窓に鼻をくっつけて高いところから「う、羨ましい・・」と羨望の眼差しで眺めているしかないのか?
猫ハシゴをありがとう!
スイスを拠点に活躍する、作家でありデザイナーの Brigitte Schuster さんが「社会学、建築、アートの観点から非常に興味深い」として著書 “Swiss Cat Ladders” にまとめたのは、街ベルンに多数ある猫ハシゴ。

2階や3階に暮らす猫たちが自由に、そして安全にお家とお外を行き来できるよう、それぞれのお家の窓からハシゴが備えつけられている。もちろん、使うのは猫。

中には、雨どいにくっ付けられた簡易版の猫ハシゴや、

屋根に降りられるようにして、「そこから先はご自由にどうぞ」っていうスタイルも。

形やスタイルは様々、近場の木からハシゴが伸びていたりして、そこに暮らす人々の工夫を見るもの面白い。徐々に継ぎ足されていたり、改装を重ねているなど、年数をかけて街と一緒に猫ハシゴも変化していっている。
猫との共存のあり方は地域・街それぞれ
このような猫ハシゴがドイツやオーストリアなどの国でも見ることができるが、その数はスイスの街・ベルンよりはよっぽど少ないのだそう。


日本の都心部などでは、お外は危ないのでお家の中で過ごすことが奨められているが、猫のライフスタイルはお国・地域によって様々。
猫ハシゴは、スイスの街・ベルンの人々が考える猫との共存のあり方。
画一的なものは無いなかで、大事なのは、猫といかに幸せに共存していくかについて、地域住民の間で考え話し合われていることなのかな、とこの猫ハシゴを見て思う。
Source:Brigitte Schuster
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ あなたの住む街で、猫とどう暮らす?
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