トルコで自治体主導で実施されている、ネコを幸せにするネコ村の取り組みを紹介したい。
ネコのために作られたネコ村
トルコ・サムスン県の北部にある1万キロ平方の森の中に、“ネコのために作られた村” 、通称、“ネコ村” がある。

お家のないネコに快適で安全な生活を提供することを目的とし、自治体の計画をもとに2年越しで作られた。
ここの管理運営をする動物保護団体は、村の外で保護したネコに去勢手術を施し、この村の住民ニャンコとして迎える。
ネコ村は、年齢や健康状態に関わらずどんなネコも受け入れる。特別なケアが必要な子ネコも多く住んでいる。

その快適さは5つ星ホテル並み?!
ここに住むネコたちが、その一生を幸せに、そして健康に過ごしてほしいとの願いが込められ、ネコ村はとことんネコが快適に過ごせるように作られている。
毎日の食事が提供されるのはもちろんのこと、村にはネコが遊べる橋やブランコ、そしてお家代わりになる素敵なバンガローがいくつもある。



その他にも、ネコが必要なものはなんでも提供されるのだという。
ここのネコ村の住民ニャンコは、ご飯の心配もなく、医療ケアもされ、目一杯走って遊べる森があり、雨に濡れない素敵なお家がある。
ネコにとっては、まさに5つ星ホテル並みの快適さ!

もっと多くのネコを受け入れたい
ネコ村ができた当初は50匹程度だった住民ニャンコ。だが約1年後の2016年5月時点ですでに、住民ニャンコの数は200匹以上にまで増えた。
ネコ村はさらに多くのネコを受け入れるべく、拡大と改良が進められている。将来的には、実に1,000匹のネコが快適に住めるようにする計画だという。

そしてなんとその計画では、ネコのご飯を作れるキッチンや、もっと多くの遊び場も建てられるとのこと。
もちろん、人間はこのネコ村を訪れ、ビビビッと縁を感じるネコがいたら家族に迎えることもできる。

同様のネコ村は、トルコ北部のチャナッカレ県にもオープン予定だという。