微笑みの国、タイ。
そのタイで微笑ましく、そして心温まる出来事があった。
高速道路に紛れ込んだ子ネコ
2月19日、タイのある高速道路でひどい渋滞が起こっていた。
渋滞の先頭には複数の車が立ち往生。ここは車がビュンビュン行き交う交通量の多い高速道路、一体なにが?
Teera Potisatさん🙍♂️と彼女のKessarapawn Inpangさん🙍は先頭に止まっていたセダン車に駆け寄った。

するとなんと、セダン車の下から「ニャーニャー!」という子ネコのSOS。子ネコが高速道路に迷い込んでしまったのだ!🙀

みんなで協力して子ネコを救助
セダン車は子ネコが他の車に接触してしまわないよう、あえて子ネコを車体の下に入れた状態で停車していた。周りの車も、安全のため停車していた。
救助には警察も加わり、交通整備が行われた。
Teeraさんはセダン車にもぐりこみ、子ネコを引っ張り出した。

現れたのは、白いソックスを履いた可愛らしい子ネコ。車に囲まれてしまったショックからか、震えていたという。

TeeraさんとKessarapawnさんは子ネコを抱きかかえ、自車に戻った。
そして、Kessarapawnさんはこの子ネコをお家に迎えることにしたという。名前は「Taang-duan」、タイ語で “高速道路” を意味する。
苦情はゼロ、みんなが微笑んだ救出劇
子ネコの救助劇には、実に多くの人が関わった。
子ネコが車体にもぐりこんだところで車を停車したセダン車の運転手。
安全のため停車した周りの車の運転手。
Teeraさんをはじめ、子ネコを車体下から引っ張り出した人々。
高速道路の整理をした警察。
この救助で高速道路にはひどい渋滞が発生してしまったが、苦情を言う人はゼロだったという。

みんなの優しさが、一匹の子ネコの命を救った。このような優しさの連鎖がもっともっともっと広がり、優しい社会に一歩近づくようにしたい。