やっぱり猫には神さまが宿っているに違いない。
美しすぎる世界遺産に住む猫
東洋と西洋の文化が混在するトルコ最大の都市・イスタンブール。なかでも世界遺産に登録されているイスタンブール歴史地区の中心であり、イスタンブールの歴史の象徴ともなっている、巨大な建造物「アヤ・ソフィア」の存在感はずば抜けている。

西暦360年の東ローマ帝国時代にキリスト教の大聖堂として建立されたが、1453年のオスマン帝国の征服の後はイスラム教のモスク(礼拝堂)として改築を繰り返して使用されてきた。
2つの帝国と2つの宗教という、時代の移り変わりと一緒にその役割を変えた数奇な運命を辿った聖堂は、外見だけではなく内側も思わず息を飲むほどに美しく神秘的で、「ビザンチン建築の最高傑作」とも呼ばれている。

今は無宗教の博物館として一般に公開されている。そのため、世界中から観光客が訪れているが、その理由はここが美しい歴史的建築物だということ以外にも、もう1つある。
それは、キジトラの猫のグリが住んでいるからだ。

猫のお姿をした神さま
猫のグリは、神秘的な建物に妙にマッチしている。
グリーン・サファイアを思わせる宝石のような瞳を持ち、名前のグリ(Gli)は “愛の融合”(Union of Love)を意味する。このアヤ・ソフィアに住み始めてもう14年程、その猫生のほとんどをここで過ごしてきた。

その神々しいお姿は、まさに猫に姿を変えた神さま。昔、人々は猫を神として崇拝していたが、このアヤ・ソフィアはその歴史を今にも残しているようだ。

人々は猫を崇拝する
神が宿った猫がいるアヤ・ソフィア、今日もたくさんのヒトが世界中からグリに会いにここを訪れる。

米オバマ前大統領が訪れた際にも、ギリへの挨拶(ナデナデ)を欠かさなかった。

アヤ・ソフィア内でのお気に入りの場所は、季節と陽のあたりかたで変わる。
グリは一般のヒトが立ち入ることができない場所に入ることも許されている。時には、ビザンチン皇帝が戴冠を受けた、歴史的に貴重すぎる場所で静かに瞑想していたり、お昼寝をしている姿が目撃される。

ナデナデすれば、綺麗な音色でゴロゴロと賛美歌を歌っていただける。

トルコに来たら、グリに会いにぜひアヤ・ソフィアを訪れてみてほしい。ナデナデしたら、きっといいことあるに違いない。

Source:@hagiasophiacat
Reference:Wikipedia
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ 猫神さまぁ〜願いを叶えてください!
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