恋人に振られて家をとびだした・・・けど、その後の猫生はかなりモテモテだった。
傷つき、ふてくされ、家出を決意
イギリス中東部に位置する小さな村、ルディントン。ここには、「キング(王様)」と呼ばれ村人から崇められて(可愛がられて)いるオレンジ色の猫、ウィルバーがいる。
ウィルバーはもともとは、普通のお家に暮らす猫だった。

しかしある日、オーナーであり恋人だったキャシーさんが子猫2匹を連れて帰ってきた時、ウィルバーは悲しみに打ちひしがれた。
「ひどい!ボクだけだって言ったじゃないか!」「なんだそいつらは!!」と、大好きなキャシーさんが子猫のお世話をするのを見るのが耐えられなかった。
つまり、やきもち。キャシーさんを独り占めしたかったのだ。

ウィルバーはふてくされた。「いいさいいさ!それならボクが出ていってやるよ!」と。
心に傷を負ったウィルバーは家出を決意。決めていた、もう、このお家に戻ることはない、と。

家出の猫、キングになる
恋人の元を飛び出したウィルバー。行き先があったわけではない。単にお外で暮らすことを決めていた。
しかし、ウィルバーは持ち前の明るさと人懐っこさで村人を魅了した。

村中を堂々と闊歩するその様子に、村人はウィルバーを「キング」と崇め、お世話をし、オヤツを貢いだ。ウィルバーが道路を渡るときは、そこが横断歩道じゃなくっても、車が止まらなきゃいけないのが村の法律。

元・恋人のキャシーさんは「一緒に暮らせなくなったのは寂しいですが、村の人々がウィルバーのことをお世話してれくて、安心しています」と話す。
一緒に暮らしてはいなくても、今でもウィルバーの体調が悪くなったときには病院に連れていったりはするという。
村のキング、誕生日パーティには村人70人が集結
キングとなったウィルバー。先日迎えた10歳の誕生日には、二ヶ所で盛大にパーティが開かれ、村人総勢70人が参加した。


会場のひとつとなったウィルバー行きつけのパブのスタッフさんは「ウィルバーに会うためだけにお客さんが来ます」と、ウィルバーが幸運の招き猫であることを明かした。
お誕生日パーティに参加した村人からはたくさんの手書きのカードを貰った。ウィルバーのお姿が印刷されたTシャツも販売された。その売上金で村は、心臓病の治療に使う医療器具の購入代金に充てられるという。

昔の恋人からは振られたけど、たーくさんのヒトから愛されて、ウィルバーはとっても幸せそう。

最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ 家より外のほうがモテるっていう猫。
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