ようやく、フェリセットの偉業を形に残せることになった!
忘れられた宇宙飛行ネコ、フェリセット
フェリセットは、以前本日のニャースでも紹介した「世界で初めて宇宙に行き生還した猫」。
元・野良猫でフランスの小道で暮らしていたところをスカウトされ、宇宙センターでの厳しいトレーニングを耐え抜き、宇宙へと飛び、無事に地球に生還した勇敢な猫。

宇宙から帰還した直後はフランス国内でその偉業が大きく報じられるも、いつの間にか人々の記憶からは忘れ去られていった。
同じく「世界で初めて宇宙に行った」犬や猿は、宇宙センターにその名を刻まれたり、銅像が建てられたりしたのに、猫のフェリセットだけは、何もなかった。
ようやくその偉業を形にして後世に残すことができる!
しかし、ロンドンに住むマシューさんは、人々から忘れられた宇宙飛行猫・フェリセットとその歴史に惹かれていた。
そして、フェリセットの偉業をブロンズ像にしてその名を後世に残そうと、クラウドファンディングで資金を募った。世界中の猫好きから£43,000以上(約580万円)が集まった。

今春、フェリセットのブロンズ像の設置場所が発表された。
それは、フランス・ストラスブールにある、宇宙の分野で活躍する人材の育成を専門とした国際宇宙大学(International Space University)。
今後、この大学で宇宙開発を学ぶ若者は、フェリセットが成し遂げたこともきちんと学んだうえで、各々が世界各国で宇宙開発に携わっていくことになる。

お隣さんも「世界で初めて宇宙に行った」
大学キャンパス内でフェリセット像が置かれるのは、「先駆者の間(パイオニア・ホール)」。まさに先駆猫として、宇宙開発に携わったフェリセットには、ぴったりの場所だ。

そしてここにはすでに先住さんがいた。
人類で世界で初めて宇宙に行った、「地球は青かった」でおなじみの、ユーリ・ガガーリンだ。

なお、設置の時期については現在検討中だという。設置されたら是非一度は足を運んでみてほしい。
誰もが英雄として知るガガーリンに並ぶことになったフェリセット。人類宇宙史一のヒト英雄の横に、猫英雄のフェリセットが座る。
フェリセットにとって、宇宙に行ったのは自分の意志ではなかったかもしれない。時にはその訓練は厳しく、イヤだった日もたくさんあっただろう。
でも、フェリセットが人々の宇宙開発に貢献したのは紛れもない事実。だからこそ、人々の歴史に、フェリセットの名前を刻み、もう決して忘れないでほしいと思う。
Source:kickstarter
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ フェリセットをおさらいしよう!デザインも決まったよ。
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いつかフェリセットに挨拶に行こう。 人々に忘れ去られた猫の偉業を今世に残したい 猫のフェリセットは、1961年に世界で初めて宇宙に行き、地球に生還した偉大な猫。しかし、その成し遂げた偉業にも関わらず、人々か