嘘のような本当の話・・!
猫がアヒルの卵をあたため孵化させた。動物の種を超えた親子のキズナを是非見てほしい。
50日間猫が卵をだいじにだいじにあたため続けた
アメリカ・ミシガン州に住むチャンクスは14才、毛のない猫*の種類であるスフィンクス。モフモフはしていないがツルツルのお肌が美しい猫だ。
*毛がないように見えるだけで、実際には短い産毛に覆われている。
一緒に暮らしているのは、他4匹のスフィンクス猫、ペルシャ猫1匹、犬6匹、フクロウモモンガ5匹、馬1頭、そして動物大好きな人間ママのアンジェラ。
アンジェラはある晴れた日、ジェットスキーに出かけ、そこで取り残された1つの卵を見つけた。
外は寒かったので一度持ち帰ることにし、家にあった当時どの動物にも使われていなかったホットカーペットの上におき、隅によけておいた。
すると、、なんと、チャンクスがその卵の上にのっかった!
彼のタプタプなお腹(失礼!)がしっかり卵にのっている!毛布みたいで、見てるだけであったかそうだ!

人間ママのアンジェラはなんの卵かはわかっていなかったが、キャンドルで卵のなかを透かしてみると、どうやら成長しているらしいことがわかったという。
その卵は”エッグ”(Egg: 卵、そのまんまだ!)と正式に名付けられた。
チャンクスはエッグをあたため続けた。時には腕で抱きかかえるように、卵をだいじにだいじに扱っていた。

孵化して本物の親子に
約50日が経過したある日、人間ママのアンジェラはエッグの中から何かつつくような音が聞こえ始めたという。

そして翌日の8月13日、ついにエッグは孵化し、中からとってもキュートなアヒルのベビーが現れた。

一方で、チャンクスはエッグを必死に探していた。無理もない、50日間あたためた卵のエッグが姿を変えてしまったのだから。

人間ママのアンジェラは姿を変えたエッグをチャンクスが受け入れられるか心配していたが、心配は無用だった。
チャンクスはヒヨコに成長したエッグを受け入れ、パパとしてイクメンぶりを発揮。どこに行くにも一緒で種類を超えた本物の親子となった。


猫とアヒルの親子関係は他にも
猫と鳥、一般的にはライバルというかちょっと危なっかしい関係で知られているが、猫が鳥を育てた例は他にもある。
例えば、アイルランドの農場では猫がアヒルの子にミルクをあげていたことも報告されている。(猫が生まれたてのアヒルの子がいる小屋に向かったとき、人間は “あぁ、終わった・・” と大惨事を覚悟したらしい)

ミルクをあげるだけではなく、その後も大家族として仲良くやっているとのこと。
読者ニャンコのみなさんも、ぜひ今後アヒルを違う目線でも見てみてほしい。