ルール違反はダメだけど、ビジネスクラスって羨ましす。
体重オーバーで搭乗拒否された猫
ロシア・ウラジオストクに住むネコメンのミハイル・ガーリンさんと一緒に住むのは、かっぷくのいいキジトラ猫のビクター。2年間、ミハイルさんは地元を離れて「バルト海の真珠」とも言われる美しい港町、ラトビア共和国の首都リガで仕事をしていた。もちろん、猫のビクターも連れて。

日本の航空会社にはないが、外国のいくつかの航空会社では条件付きで小さな犬や猫などの動物を座席(機内)に連れ込み、一緒に空の旅を楽しむことができる。

先月末、地元ロシア・ウラジオストクに帰る際のフライトの乗り継ぎで立ち寄ったモスクワの空港で、思わぬことが起きた。
チェックインカウンターで猫のビクターが、機内への搭乗を拒否されてしまったのだ。正確に言えば、「体重が規定をオーバーしているから座席には乗れないので、貨物室へどうぞ」と言われた。
規定で座席に乗れるのは、8キロまで。猫のビクターは体格が良く10キロあり、2キロの体重オーバーだった。
フライトは8時間の長距離。そして「貨物室で1人は寂しいだろうな・・」と思ったミハイルさんは予約していた飛行機チケットはキャンセルして、策を練ることにした。
痩せた影武者を使い無事座席へ
次の日、モスクワの空港に再度現れたミハイルさんと猫のビクター。なんと、スムーズにチェックインカウンターを通り、そのまま機内へ。
しかもミハイルさんは貯めたマイルを使って座席をビジネスクラスにアップグレードしていた。

前日に搭乗を拒否されてしまった猫のビクターも、ビジネスクラスの座席で一緒に空の旅を楽しんだ。体重のことで傷ついたプライドをしっかり癒したに違いない。

しかし、1日で猫が2キロも減量できるわけがない。ミハイルさんが考えたプラン、それは “痩せた影武者” を使うこと。
実は前日に搭乗を拒否された後、自身のFacebookページで「緊急!モスクワにビクターに似た猫がいたら、連絡ください!」と投稿していた。

そして無事に猫のビクターとそっくりなキジトラ猫と出会えた。ミハイルさんはビクターの “痩せた影武者” と一緒にチェックインカウンターで体重制限をクリアし、その後本物の猫のビクターをすり替えて機内に搭乗していたのだ。
なんたる、猫スパイ。
良い猫は真似しないでくださいね
ミハイルさんの猫・影武者作戦は無事に成功し、国内外から大きな反響を呼んだ。「一緒に乗れてよかったね!」「猫スパイすぎる!」という猫好きな反応が大多数をしめてはいるものの、一部で「ルール違反はダメですよ」という厳しい意見もある。
その後すごいことになってた:罰としてマイルを没収した航空会社、ロシア全土から反感を買い国家非常事態に。燃える猫大国。
あくまで安全のためのルールだからね、良い猫は決して真似しないでね!

Source:Mikhail Galin
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ 猫だって海外旅行を楽しみたい!
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