こんな特殊部隊、かっこいいよね!
猫助け活動を広める警察の特殊部隊
今月17日、アメリカ・アイオワ州にある警察署で結成された素敵部隊がある。ずばり、「おヒゲの猫たちを守るおヒゲ警察官」(Whiskers for Whiskers)。
この部隊には8人の警察官が所属している。

地元地域での猫のTNR活動(野良猫を捕獲『Trap』し、不妊去勢手術を施し『Neuter』、元いた場所にかえす『Release』、野良猫の数を減らすための一連の活動のこと)についての地元住民にもっと知ってもらい、募金を募ることを目的にしている。
所属する警察官たちは、3月までの間はおヒゲを剃らない。おヒゲのある動物、つまり猫のおヒゲを守ることを、自身のおヒゲで表現している。

同じく所属する2名の女性警察官は、髪を青く染めていたり目立つ帽子をかぶる。
これで、地元の人々から「素敵な髪色ですね」と言われれば「猫のTNR活動というのがありましてね・・・・」とTNR活動について話すきっかけになる。

みんなが安心して暮らせる街に
8人の警察官は部隊結成時、それぞれ100ドルずつを募金した。警察署内には募金箱も設置されている。集まったお金は、地元のTNR活動を行う非営利団体に寄付され、活動にかかる不妊去勢手術などの医療費ケアとして使われる。
部隊のリーダーであるグレッグさんがTNR活動に関わるようになったのは、2018年2月のこと。市からの要請でかけつけたアパート一帯に10数匹の野良猫がいた。
同じく駆けつけたTNR活動団体により猫たちは保護され、医療ケアを受けたのち一部の猫は元いた場所に戻り、まだ若かったり家猫としての素質がありそうな懐っこい猫は里親を募集した。
一連の活動を見てグレッグさんは「これは地元住民の安全を守り、問題を解決するための活動だ」と思ったという。

そして自分にできることを始めたのが、特殊部隊の結成だった。TNR活動も、警察官としての業務も、目指すのは同じ “安心安全な街づくり” だ。
TNR活動は本当に地道な活動。でもそれを一人でも多くの人に知ってもらって、理解してもらえれば、絶対に社会は変わっていくよね。
Source:Norwalk Police Department, Iowa
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ 人が幸せなコミュニティは、猫が幸せなコミュニティ。
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