ロシアの南東に位置するザバイカリエ地方で、農家がとんでもないモノを拾った。
4匹のかわいい、子ネコ・・?!
その農家の男性はある日倉庫で、ミャーミャーと鳴くフワッフワのかわいい子ネコを見つけた。
子ネコたちはとっても幼くまだ目も開いていない状態。男性は世話をするためにお家に連れて帰った。

・・でも、その子ネコたちは、普段見かけるネコとはちょっと違う・・?
なんか、なんか、普通とは違う感じが、違和感があった。
不思議に思った男性は動物保護センターの専門家に子ネコたちを見てもらった。
専門家もビックリの超めずらしいネコだった!
すると、その子ネコたちはヤマネコの一種である “マヌルネコ” の子ネコであることが判明した!
マヌルネコは主に中央アジアの地域で生息し、警戒心が強く、滅多に人前に姿を表すことのない超めずらしいネコ。これには専門家も興奮。

大きさはイエネコとあまり変わらないが、寒い高地での生活に耐えるため、その毛皮は密集していてモッコモコ。丸々太って見えるが、それは全部毛皮だ。
足は短く、顔は横に広がり、耳は低い位置にあり、ひょうきんな顔立ちをしている。

なんだか丸っこい尻尾はタヌキみたいである。
イエネコに愛されたヤマネコ。野生で頑張って生きてね!
農家の男性が拾ったマヌルネコの子ネコは、動物保護センターにいたイエネコが母ネコ代わりにお世話をした。
幸いなことに、その母ネコは自分の子供と同様に、マヌルネコの子ネコたちを愛した。

そして十分に大きくなったころ、マヌルネコの4匹の子ネコたちは野生へと帰っていった。
厳しい環境下で生きる野生のヤマネコ。母イエネコの愛を忘れず、たくましく生きていってほしい!
