ロシア・サンクトペテルブルクの動物保護施設で6月14日午前中、火災が発生した。
火災発生、ネコ300匹は無事に救助された
「取り残された天使」((Abandoned Angel)と名付けられた、20平方メートルの広さの施設の建物全体に火がまわった。
火災発生・報告から、消防士ら緊急作業班員37人と消防車10台が出動し、火は2時間半後に消し止められた。

素早い対応がなされたおかげで、施設内にいた全ての動物、ネコ約300匹とイヌ7匹が無事に救助された。

施設によると、この火災により怪我をした動物・人はいないという。なお、火災の原因は今のところ不明。

みんなの力を合わせて
施設はウェブサイトやSNSにて、救助にあたった作業員らに感謝を述べるとともに支援を呼びかけている。
「今、5,000ルーブル(約9,000円)を送金しました!」
「獣医です。何か手伝えることがあれば、すぐ向かいます。」
など、多くの人々が寄付や物品支援をしたり、また掃除などのボランティアに参加している。
また、「政府は、自治体主導で安全な土地・施設でシェルターの運営・管理をできるよう、法を見直すべきではないのか。」など保護施設の管理運営方法に疑問を投げかける声もある。

現在、救助されたネコ・イヌは職員により適切に世話がされているとのこと。

たくさんの人が救助・支援に関わった保護施設の火事。動物も人も、みんな無事で怪我がなくて本当によかった!
写真:FISHKI