「猫と警備員の攻防」とした動画で世界的に有名になった日本の2匹のニャンコ。
その様子に世界で “頑張って!” と応援ムード一色だ。
2年もがんばるニャンコの様子に世界中の人間が心動かされる
事の発端は2年前の2016年、広島にある尾道市立美術館が “猫の写真展” を開催中に黒猫が美術館内に侵入を試みたところから始まる。
この黒猫は近くのレストランに住むケンちゃん。
大物ゲストの黒猫ケンちゃんが、「どれどれ・・」と写真展確認のために美術館に入ろうとしたところ、人間警備員さんに止められてしまう。
作品の保護が理由だとか。
その後もお友達ニャンコの茶トラのごさく(愛称:ゴっちゃん)を連れて幾度となく侵入を試みるも、美術館には入れない。


鉄壁の警備員さんという壁は、2年間突破できずにいる。
見かねた ”猫の街” in ロシアが2匹を正式招待
「頑張って!」「入れてあげて!」と世界はケンちゃんとゴっちゃんの応援ムード一色。
そんな中、ロシア西武にある海辺のリゾート街・ゼレノグラーツクが正式に2匹を街に招待した。
ゼレノグラーツクは野良ニャンコ70匹以上が住む “猫の街” として有名。
ニャンコ達の世話係で人間を1名採用しているなど、大の猫好きの街。
ゼレノグラーツク当局は招待についてこのようにコメント。
「ケンちゃんとごさくの頑張る様子を見てすぐに、3月の “ゼレノグラーツク猫の日” にゼレノグラーツクに来ていただけないか尾道市立美術館に連絡しました。ゼレノグラーツクにある美術館、ムラリアム猫美術館をはじめ、街中の美術館への生涯入館許可パスも特別に発行します。」

ケンちゃんとゴっちゃんは招待を礼儀ただしくやんわり辞退
手厚すぎる特別待遇の招待を受け取ったケンちゃんとゴっちゃん。
非常に礼儀正しく、やんわりと招待を辞退。
「なんども議論を重ね、慎重に検討した結果、非常に残念ではありますが、今回の招待は辞退させていただきます。ゼレノグラーツクで暮らす猫さんと、人間さんにどうぞよろしくお伝えください。」
ケン&ごさく
Zelenogradsk is a town with shores which is beautiful as well as Onomichi where we live in.
As a result of having repeated consideration, unfortunately, we decided to be not accepted your invitation.
Please give our best regards to cats and people living in Zelenogradsk. Ken & Go https://t.co/kXo3GWR1zM— 尾道市立美術館 (@bijutsu1) November 16, 2018
まずは尾道市立美術館・突破という目標をクリアしないことには、次に行く気にはならないのかもしれない。
今日もニャンコと人間警備員さんのあいだでは、にらみ合い→強行突破→捕獲→再突破→捕獲→お見送り→・・・が繰り返されている。
いつか入れるその日まで。
