大きなプロジェクトが、幕を閉じました。
宇宙猫・フェリセットの銅像をつくりたい!
ほんじつのニャースでも何回か紹介している猫のフェリセットを覚えているだろうか。
世界で初めて宇宙に行って地球に生還したにも関わらず、人々からはその名前を忘れられてしまったフランス出身の英雄猫。
くわしくは過去ニャースで:世界で初めて宇宙に行った猫、キャット・ガガーリンことフェリセットを知ってるか。

ロンドンでクリエイティブディレクターとしてお仕事をするマシューさんは、不遇な猫・フェリセットの生前のストーリーに魅せられた。そして約2年前、「人の歴史にフェリセットの名前を刻み、もう二度と忘れないように」と想いを込めてフェリセットの銅像をつくるべくクラウドファンディングを実施。
その活動を応援したのは、世界中の1100人以上の人々。活動資金として£43,000以上(約600万円)が集まった。
設置完了、もう忘れない
銅像のデザインは試行錯誤の末、地球からフェリセットが宇宙を眺めているものにきまった。

そしてついに、昨年12月のはじめにフランス・ストラスブールにある国際宇宙大学(International Space University)にてフェリセットの銅像がヴェールを脱ぎ、大学構内の「先駆者の間(パイオニア・ホール)」設置された!


ちなみに同じ広場には “世界で初めて宇宙に行った人” であるユーリ・ガガーリンの銅像も飾られている。
忘れさられた宇宙猫・フェリセットに魅せられたマシューさんの活動は、これで一旦幕を閉じる。
しかし、あまりに素敵な出来となったフェリセットの銅像に「きっとレプリカが欲しい人がいるに違いない」と思ったマシューさんは樹脂製のフェリセット像の制作に着手。現在はレプリカの希望者を募っている。

そしてお金の一部を保護猫団体に寄付することを検討しているという。
約2年間、マシューさんはフェリセットの銅像を設置する、というプロジェクトを全力でやり切った。遠くから応援してくれた人々、協力してくれた人々、知り合った人々、みんなに感謝したいと話す。
フェリセットは決して自分から望んで宇宙船に乗ったわけではない。その過程では厳しい訓練もたくさんあったハズ。でも、フェリセットは間違いなく人類の宇宙開発に貢献した。だからこそ、そんな猫がいたってことは忘れちゃいけないんだ。
ありがとう、マシューさん。これで、もうみんなフェリセットを忘れないよ。
Source:Kickstarter
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ その猫、レジェンド。
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