猫は歴史上、神として人々に崇められてきた。しかし一方で、神に仕える猫もいる。
教会にフラリと現れ棲みついた野良猫
ブラジル南東部に位置するアチバイア市にある教会。信仰深い地元のキリスト教信者たちに混じって、意外な者が祈りを捧げにやってきた。

可愛い野良猫だ。ここは、どんな者も受け入れる教会。猫も神の救いを求めていたのだろうか。
猫は教会に居座り続けた。去る気配はない。むしろ、悪霊を教会から追い出すかのように、熱心にネズミ駆除のお仕事に徹した。
教会は猫をジュニアと名付け、ジュニアは正式に教会の猫となった。
神に奉仕する猫神父となる
信仰深いジュニアは、神に仕える決心をしたらしい。
でも、神にお供えするものが手元になかったジュニア。信者たちが献金をいれるカゴの中に、自分自身の体を詰め込み、その身を神に捧げる猫神父となった。
教会のネズミ駆除担当から、一気に昇進した。

洗礼では、自分の身は自分で清めた。

ジュニアが祭壇に立てば、その偉いお話にヒト信者たちは熱心に耳を傾け、一緒に「ニャーメン」と唱える。

「あの教会に、猫神父がいる」と猫好きの間で話題になり、普段教会に足を運ばない人々も、ジュニアと一緒に祈りを捧げるために教会を訪れるようになった。
次期ローマ法王との噂も高い、ブラジルいち人気の猫神父となった。
猫に選ばれた者は幸い
そしてジュニアは時折、祈りをしている信者たちの中から1人を選び、お膝に飛び乗る。
「猫に選ばれた者は幸い、幸運が訪れる」という「祝福のお膝乗り」と言われているらしく、神からの有難いお告げをお伝えしているのかもしれない。

しかしこの時、もちろん、選ばれた者はジュニアをナデナデしないいけない。さもなくは、神の怒りに触れることもあるとか。
今日もジュニアは教会で地元信者たちと一緒に平和の祈りを捧げているかもしれない。
Source:Paróquia São Sebastião – Atibaia/SP
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ 猫には神が宿っている。
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