ネコの命を助けたヒーローの処遇について、アメリカで怒りの声があがっている。
電信柱の上で困り果てていたネコが救助される
おや?あのたかーいたかーい電信柱の上にいるのは・・・鳥?
いや、ネコだ。ネコのプリンセス・モマ🐱は電信柱の上で立ち往生していた。

きっと遊びに夢中だったのだろう、気づいたら自力で降りられない高さまで来てしまった。なんと、12時間もその電信柱の頂上にいた。
モマの救助を買って出たのはアメリカ大手通信会社に務めるジャーマンさん🙍♂️。
会社の機械をいい具合に使用して、ぐいーんとモマのいる電信柱の頂上に近づき、無事にモマを下ろすことに成功した。

ここまでだったら、「ありがとう!助かってよかったね!」で終わる話だが、そうはいかない。
まさかの停職処分にネコ好きコミュニティが荒れる
モマを助けたジャーマンさん、なんと勤務する会社から、 ”規則に違反” したとして15日間の停職処分を受けてしまった。
ネコを救助したとはいえ、”勤務中に自身とその近隣住民を危険に晒したから” が理由とのこと。
でもネコの命が助かったのだからプラスマイナスでせめてゼロにしてほしいところだが、会社が下したこの処分に、アメリカ全土のネコ好きさん達がめっちゃめちゃ怒ってしまった。
🙍♂️「いやいや、彼は命を助けたんだよ?!それ以上に大事なことって何がある?!?!」
🙍「良いことをして罰せられるって、こんな世界は間違ってる!」
🙍♂️「もしもボクが彼の会社の社長なら、給料を倍にするけどね!」
🙍「むしろ善良な社員がいるっていうことを誇りに思うべきだよ!」

ネコを助けたヒーローに賞賛を
でも怒るだけで終わらないのがネコ好きコミュニティ。ネコを助けて停職になったジャーマンさんを助けようと、寄付を募るページが複数立ち上がる。
そして数日間でサクッと集まったその寄付額は、じつに100万円以上。停職になった15日間の給与分よりはるかに多い金額だ。
さすが、ネコ好きコミュニティ、結束力がすごい。
動物愛護団体であるPETAはジャーマンさんの会社に処分の撤回を求める抗議文を送った。「彼の行動は、処罰ではなく賞賛に値する」と。

停職にはなってしまったけど、その勇気ある行動をちゃんと評価する人々がいて良かったよ。なんてったって、一匹のネコが助かったんだから。