道化師の正体は、心優しい猫好きの女性だった。
週末道化師の理由
マレーシアに住む42歳の女性、ナザリアさん(Nazirah Abd Rahman)。彼女は化粧品の美容販売員として働くかたわら、週末や夜は道化師に変身し、カフェで風船を作って販売するアルバイトをしている。

多くの人が生活のために仕事を掛け持ちしているので、それ自体はなんら不思議ではない。
ただ、彼女には道化師のアルバイトをする、ある明確な理由があった。それは、アルバイトで得たお金で猫たちのお世話をするため。
街中の野良猫のお世話をしている
ナザリアさんは美容販売員の仕事が終わると、バイクで20kmかけて家まで戻って道化師に変身し、またバイクで街まで戻って道化師として9時から11時の間働いている。道化師に変身するのだけで、30分はかかる。
そして、全ての仕事が終わると、街中をバイクでまわり、野良猫たちにご飯をあげている。ケガをした猫や具合が悪い猫がいれば、病院に連れていく。全部終わって家に帰るのは深夜12時か1時頃になる。

「なんでこんなことをしているのかって聞かれると、単純に猫を深い繋がりを感じるんです。」と話した。

もっと多くの猫たちのお世話がしたいと思った
お世話をしているのは野良猫たちだけではない。すでに家には、約50匹の猫たちがいる。保護猫活動に携わるようになって、4年以上が経った。

道化師のアルバイトを始める前までは、数多くの猫はお世話できなかった。特に病院にはお金がかかるため、道化師のアルバイトをし始めてからは、ケガや病気の猫のお世話を多くできるようになったという。

家にいる約50匹の猫と、野良猫たちのお世話には、一週間で約RM400(約10,000円)がかかる。
3人いる20代の子供たちも、今はナザリアさんの良き協力者。彼らも、ケガをしている猫を見つけたら、家に連れて帰ってきてケアをする。もしも死んでいたとしても、連れて帰ってきて埋めてあげるのだとか。
道化師として人々を楽しませるナザリアさん。きっと猫たちも笑顔にしているに違いない。
Source:Farhan Najib
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ 優しい人は、いっぱいいるんだから。
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