たぶん、猫は電車に乗ったんだと思う。
迷子になってしまった駅猫
イングランド・ケント州にあるジリンガム駅。ここの駅には、3本足の茶白の猫のトライポッド(意味:三脚)が住んでいる。

そのトライポッドが先月29日から迷子になってしまったと、鉄道会社がTwitterにて人々に捜索の協力を求めた。
WE NEED YOUR HELP! 😿
Tripod – the much-loved, three-legged resident cat at our Gillingham depot has gone missing.
We’re hoping that our passengers and the good people of Medway can help find him.
Twitter. Do your thing.#FindTripod #CatsOfTwitter #catsofinstagram pic.twitter.com/H5hpMlO954
— Southeastern (@Se_Railway) November 28, 2019
投稿は数千回シェアされ、駅を利用する人々、地元の人々、Twitterの猫好きさんなど、たくさんの人々がトライポッドが見つかることを祈っていた。
心配になったスタッフは駅の周辺に張り紙をしたり、動物病院や保護猫団体に連絡をした。「トライポッドかもしれない」という茶白猫の目撃情報は多数寄せられるも、全て空振り。
もうトライポッドには会えないのかもしれない・・という思いが駅のスタッフにチラついた。
30キロ離れた街で見つかる
ところが、行方不明から一週間がすぎた今月9日、トライポッドが見つかった!
見つかったのは、なんと30キロ以上も離れた街で見つかり、病院に連れて行かれていた。何千もシェアされていたお陰で、情報が遠く離れた街にも届いた結果だった。
🎉Good News! We’re pleased to say that thanks to social media, Tripod was found Otford and was taken to a vet in Sevenoaks. A post in a local Lost & found animals group on Facebook, and your help in sharing his tale on here has helped the team at Gillingham get their friend back https://t.co/qhTzg1uTG1
— Southeastern (@Se_Railway) December 9, 2019
連絡を受けたスタッフが向かった。「トライポッド!」と名前を呼ぶと、すぐに向かってきたという。

猫のトライポッドは無事にお家である駅に帰ってすぐにシャワーを浴びて、スタッフさん達からたんまりナデナデをもらって甘えている。

電車に乗ったの?
しかし謎なのは、どうやって30キロも離れた街に猫のトライポッドが行ったのか?ということだ。
駅のスタッフさんは「2つ可能性がある」と言う。まず1つ目は、見つかった街に住むスタッフの車にひっそりと乗り込んでいたこと。
そして2つ目は、電車に乗って行ってしまったこと。乗車時間は1時間半くらい、しかも乗り換えをしないといけない。
▼ 電車に乗ることは時々あったけど、駅を離れることはなかった。(行方不明になる前のトライポッド)
どちらか本当のことはわからないが、今はトライポッドは “電車乗り入れ禁止” となっているという。
帰れたからよかったけど、アドベンチャーはほどほどにね!

Source:Southeastern
最後まで読んでくれてニャりがとう♡こっちも読んでみて。
▼ 猫と電車っていろんなストーリーがある。
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どの駅も猫を採用すればいいと思うヨ。 猫ズが勤務するイギリスのハダースフィールド駅 イギリス・ウェストヨークシャーにあるハダースフィールド駅、1946年から50年にかけて建設されたイギリスのなかでもとっても